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こだわりの技

こだわりの技

本当に良いものをお使いいただきたい。

組子の加工は、非常に繊細な技術を要し、わずかなズレが全体の仕上がりに影響してしまうため、0.001ミリ単位を感覚で判断しなければなりません。また、それぞれのデザインに合わせた角度や長さの調整など、熟練した職人の腕が必要となります。
一人前の組子職人になるためには、10年の歳月を要すると言われています。
そのような厳しい世界の中で、「本当に良いものをお使いいただきたい」という強い想いが、代々続く職人たちを突き動かす原動力であり、伝統を守り続ける理由でもあります。
以下では、組子細工に込められた職人の技の一部を、動画でご紹介いたします。

1.組子とは

組子の図柄を描く小さなパーツの加工工程です。パーツの先端には、職人の感覚だけを頼りに、図柄に合わせて調整された緻密な角度がつけられていきます。

2.紋様を描く

角度の違う三種類のカンナを用いて作り出される一本のパーツ。計算され尽くされた溝は、わずか0.01ミリの厚みを残し繋がっており、これらを折り曲げていくと完成された紋様が現れます。

3.仁田原建具製作所だから出来ること

釘を一切使わない組子細工において、強度を確保することは大変難しい部分です。
長くご使用いただく中で、風化によりボンドの接合が外れてしまったり、木の伸縮によりズレが生じてしまうなどの不具合とならぬよう、仁田原建具製作所では、独自の技術による複雑な「ホゾ構造」での組みつけを行っています。
角度のついた凹凸を組み合わせることにより、強度が増すだけでなく、材のわずかなズレも防ぐことが出来るなど、私たちは、実際に使用する環境の中で耐えうる作品を、自信を持ってご提供しています。

仁田原制作所だから出来ること

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